皆さんこんにちは!普段はスーパー銭湯のレビューを行っていますが、温泉を切り口に素敵なホテルを見つけたので共有できればと思って体験してきたことを記事にしました。
今回は、2025年のお盆休みを利用して訪れた、熊本県・南阿蘇にある隠れ家的リゾートホテル「THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)」の宿泊記・体験記をお届けします。
阿蘇山の大自然に抱かれ、洗練された空間で過ごす時間は、まさに”記憶に残る非日常”。子連れでの旅行でしたが、大人も子供も心からリフレッシュできる最高のホテルでした。
「阿蘇の自然を満喫したいけど、混雑は避けたい」「ラグジュアリーな空間で温泉やプールを楽しみたい」そんな方、実際いいか悪いかは行ってみて体験しないと分からないからこそ読んでいただきたい、詳細なレビューです。阿蘇の観光情報やグルメ情報もたっぷり盛り込んでいますので、ぜひ最後までお付き合いください!
「THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)」の概要
- 住所: 〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4338−8
- 阿蘇くまもと空港から車で約30分、熊本インターチェンジからは約50分と、アクセスも良好です。広大な阿蘇の自然の中にありながら、観光の拠点としても非常に便利な立地にあります。周辺のマップを確認しながらドライブするのも、旅の醍醐味の一つですよね
- 地図

- HP: 公式サイト
口コミサイトでの声を調べてみました
<ポジティブな口コミ>
- 「新しくてとにかく綺麗。インフィニティプールからの眺めは最高で、夜はライトアップされて幻想的でした。まさに非日常空間です。」
- 「スタッフの方々のホスピタリティが素晴らしかったです。到着時から丁寧に出迎えてくださり、滞在中も細やかな気配りを感じました。」
- 「貸切風呂が最高でした!家族だけで気兼ねなく、阿蘇の山々を眺めながら温泉に入れるなんて、これ以上ない贅沢な時間でした。」
- 「食事が本当に美味しい。特に熊本名物の赤牛のステーキは絶品でした。見た目も美しく、ボリュームも満点で大満足です。」
- 「部屋数が少ないので、とても静かに過ごせます。お盆の時期でも混雑を感じることなく、ラウンジやプールでゆったりできました。」
- 「ウェルカムドリンクから始まり、ラウンジでのフリードリンクサービスなど、おもてなしが隅々まで行き届いているホテルだと感じました。」
- 「子連れで利用しました。プールは深さがあるので小さな子供は注意が必要ですが、少し大きい子なら大喜びだと思います。周りを気にせず過ごせるのが良かったです。」
- 「お部屋がスタイリッシュで快適でした。必要なものがコンパクトにまとまっていて、機能的。窓からの緑の景色にも癒されました。」
- 「温泉の泉質がとても良かったです。少しぬるめのお湯で、いつまでも入っていられるような心地よさ。肌がすべすべになりました。」
- 「朝食の品数とクオリティに驚きました。地元の食材をふんだんに使った和食膳で、どれも優しい味付けで美味しかったです。」
- 「ロケーションが素晴らしい。阿蘇の観光スポットへのアクセスも良く、ホテルに戻れば静かな環境で休める、理想的な立地でした。」
- 「記念日旅行で利用したのですが、サプライズの相談にも親身に乗っていただき、素敵な思い出を作ることができました。感謝しかありません。」
- 「ハード面(建物や設備)のこだわりも、ソフト面(接客)の温かさも感じられる、居心地の良いホテル。また必ず再訪したいです。」
- 「チェックイン時にいただいたお茶菓子が美味しかったです。細部にまでこだわりが感じられて、滞在への期待が高まりました。」
- 「プールサイドで無料でいただけるスナックやドリンクが嬉しかったです。ビールを飲みながら阿蘇の風に吹かれる時間は最高でした。」
<改善を期待する口コミ>
- 「食事が美味しかったのですが、会場がレストランではなくロビーをセッティングした場所だったので少し驚きました。雰囲気は良かったですが。」
- 「貸切風呂の温度が、時期によっては少しぬるく感じることがあるかもしれません。もう少し熱めが好きな人向けに調整できると嬉しいです。」
- 「施設内に階段が多く、バリアフリー対応ではない箇所が見受けられました。高齢の親と一緒だったので、少し移動が大変な場面がありました。」
- 「朝食の開始時間がもう少し早いと、朝早くから観光に出たい場合に助かります。今回は少し慌ただしくなってしまいました。」
- 「素晴らしいホテルですが、同価格帯の他のリゾートホテルと比較すると、一部のスタッフの方の対応がマニュアル的に感じられる瞬間がありました。今後に期待します。」
一言でいうとどうだった?(評価4.40)
- 点数サマリー
- 記憶に残る非日常感:5点(5点満点)
- アクティビティ充実度:3点(5点満点)
- 温泉・お風呂:5点(5点満点)
- 設備充実度:5点(5点満点)
- 食事:5点(5点満点)
- 総合点:4.40点(5点満点)
- コメント
- 阿蘇の感動的な自然でリフレッシュしながら、隠れ家的に混雑していないところでゆっくりしたい。でもプールも楽しみたい。それを、手の届くラグジュアリーとして、非常に高いレベルで実現してくれる新しいホテルです。
- このホテルの最大の魅力は、世界ジオパークにも認定されている「阿蘇山」という唯一無二のロケーション。巨大なカルデラが織りなす独特の地形と、火山の大地が育んだ豊かな緑(山なのに森ではなく、広大な草原が広がる独特の雰囲気)が、訪れる者に圧倒的な非日常感と深い癒しを与えてくれます。この雄大な自然を背景に佇む「アコンカグア」は、まさにその恩恵を最大限に享受できる場所に設計されています。
- 私が訪れたのは、一年で最も混雑すると言っても過言ではないお盆の真っただ中。しかし、このホテルは全12室というスモールラグジュアリーをコンセプトにしているため、館内で他の宿泊客とすれ違うことも少なく、全くガチャガチャした雰囲気がありませんでした。子連れでの滞在でしたが、周りを気にすることなく、プライベートな時間を心ゆくまで楽しむことができました。
- もちろん、世界有数の火山地帯である熊本・阿蘇の近くですから、温泉は折り紙付きです。泉質もさることながら、特筆すべきは貸し切りで利用できる露天風呂。遮るもののない空と雄大な阿蘇の山々を眺めながら湯に浸かる時間は、まさに至福の一言。心身ともに解き放たれるような感覚を味わえます。
- そして、旅の大きな楽しみである食事。熊本が誇るブランド牛「赤牛」のステーキや、地元食材を活かした創作料理、そして締めにいただくご飯までが、本当に絶品でした。料理が美味しいのはもちろん、それを一品一品丁寧に、それでいてゲストのペースに合わせてスムーズに提供してくれるスタッフの方々の心遣いにも感動しました。ボリュームもしっかりあり、食いしん坊の私も大満足でした。
- もちろん、決して安い宿ではありません。しかし、ここで得られる体験は、その価格を上回る価値があると断言できます。大規模なリゾートホテルのような賑やかさではなく、心からリフレッシュするための、静かで上質な”大人の贅沢”を求めている方。そして、人生の記憶に残るような特別な旅を計画している方は、是非一度、この「THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)」を訪れてみてください。
(予約はYahoo Travelのこちらのページからとりました。最近、Yahoo Travelが一番安い気がします)

記憶に残る非日常感(評価5)
なんといっても阿蘇山の景色。この唯一無二の絶景が「アコンカグア」の価値を何倍にも高めている
このホテル、ひいては熊本・阿蘇エリアの観光を語る上で、絶対に外せないのが「阿蘇山」が創り出す圧倒的な景観です。地球のダイナミックな活動の歴史そのものを、五感で感じられます。是非体験してください!
阿蘇山は、約27万年前から約9万年前にかけて発生した4度の大規模な噴火によって形成された、世界最大級のカルデラ(火山の活動によってできた大きなくぼ地)で知られています。東西約18km、南北約25kmにも及ぶこの巨大なカルデラの中に、阿蘇五岳と呼ばれる中央火口がそびえ立っています。つまり、「大きなくぼ地(外輪山)の中に、さらに山々が連なっている」という非常に珍しい二重式の火山地形なのです。
真ん中の火山から、眺めると、くぼ地のところに住居と田んぼがあり、その外側にまた同じ高さ土揃った外輪山があるのがわかります。元はどれだけ大きかったんだこの阿蘇山!!

そして、阿蘇の景観をさらにユニークにしているのが、「草千里ヶ浜(くさせんりがはま)」に代表される広大な草原です。普通、山といえば鬱蒼とした森林をイメージしますが、阿蘇には見渡す限りの草原が広がっています。これは、千年以上も昔から続く「野焼き」や、後述する「赤牛」の放牧によって、森林化が抑制され、草原環境が維持されてきた結果です。火山活動という地球の荒々しいエネルギーと、そこに暮らす人々の営みが共存して創り上げてきた、奇跡のような景観と言えるでしょう。
この景色が大好きで10年前に見たことがあったのですがその感動をもう一度と思って今回楽しみにしていましたが、改めて感動しました。熊本市街地から阿蘇へと向かうドライブコースは、この壮大なパノラマを存分に楽しめます。
これが、山の上の景色です。急に森ではなく草原になります。よく見ると、近くに牛が10頭近くいます(見つけられますか?真ん中あたりにいます)

アコンカグアはこの阿蘇山の景色を堪能するために創られた場所
そして、「THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)」は、この阿蘇の絶景を心ゆくまで堪能するために、まさに最高のロケーションに建てられています。ホテルの設計思想そのものが、「自然との一体化」をテーマにしていることが、館内の至る所から感じられます。プールの場所、貸し切り風呂の場所、そして部屋も含めて全体的に窓の大きさ等
特に感動的だったのが、貸切風呂から見える景色です。露天風呂の湯船に浸かると、視界には阿蘇の雄大な山並みだけが広がります。周りに誰もいないで、絶景を独り占めできる、信じられないほど贅沢な時間。日々の喧騒を忘れ、心からリラックスすることができました。これぞ、アコンカグアが提供する非日常感の真骨頂です。

アクティビティ充実度(評価3)
このホテルは、館内で静かに過ごすことを主眼に置いているので、施設が大量にある大規模ホテルとは毛色が違います。アクティビティというと、プールと周辺の観光スポットになります。
ただただ景色と水がきれいなプール。これが贅沢
アコンカグアの象徴ともいえるのが、阿蘇の自然に溶け込むように設計されたインフィニティプールです。日中は青い空と緑の山々を映し込み、夜は水中照明でライトアップされ、幻想的なナイトプールへと姿を変えます。
特筆すべきは、人が少ないこと。前述の通り、全12室のホテルなので、プールが芋洗い状態になることはまずありません。私たちがお盆に訪れた際も、他のゲストと1組一緒になる程度で、広々と気兼ねなく泳ぐことができました。
水質管理も徹底されており、驚くほど水が綺麗で透明度が高いのにも感動しました。温水プールなので、季節や天候を問わず(冬はやってないかもしれません、ご確認ください)快適に利用できるのも嬉しいポイントです。
ただし、いい意味で注意したいのは、ビーチボールなどを使って派手に遊ぶ雰囲気ではありません。どちらかというと、プールサイドで読書をしたり、静かに水と戯れたりといった、少し大人向けの落ち着いた空間です。とはいえ、小学生くらいのお子さんであれば、この美しいプールで泳げるだけでも大喜びするはず。実際に、我が家の子供も大はしゃぎでした。子連れでも十分に楽しめますが、そうした雰囲気を理解しておくと、より快適に過ごせるでしょう。
さらに嬉しいのが、プールサイドにミニバーのようなコーナーがあり、ポテトチップス・シリアルなどのスナックや、ジュース、ビール・ワインといったドリンクが無料で提供されていること。まさに天国でした!


熊本観光
ホテルでのんびりするのも最高ですが、せっかく熊本に来たなら是非観光も楽しんで欲しいです!結構観光スポットとしても色々面白いところがあります
なぜ熊本に?「ONE PIECE(ワンピース)」の仲間たちの像を巡る旅
熊本県内の各地を観光していると、人気漫画『ONE PIECE』のキャラクターたちの銅像に出会えます。「なぜここに?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、これには深い理由があります。
作者の尾田栄一郎先生が熊本県出身であることから、2016年に発生した熊本地震からの復興を後押しするために「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」が始動しました。その一環として、被災した9つの市町村に「麦わらの一味」の仲間たちの像が設置されたのです。
例えば、県庁には船長の「ルフィ」、地震で大きな被害を受けた阿蘇駅には狙撃手「ウソップ」、南阿蘇村には歴史の記憶を語り継ぐ考古学者「ロビン」の像が設置されています。それぞれのキャラクターが持つ力やストーリーと、被災地の復興への願いがリンクしており、像を巡ることで復興の歩みを感じることができます。子連れ旅行なら、スタンプラリー感覚で楽しめること間違いなしの観光プランです。
個人的にも、ロビン像のところで見た震災の跡は想像よりも生々しいものでした(写真で伝わらないかもしれませんが。建物の日々よりも中が凄いです)

熊本発の世界的ラーメンチェーン 味千
今や世界中に展開しているのは「味千(あじせん)ラーメン」。実は、この味千ラーメン、ここ熊本が発祥の地。豚骨スープにマー油(焦がしニンニク油)を効かせた、濃厚で香り高い熊本ラーメンの代表格です。
熊本では、アコンカグアからもアクセスしやすい場所に本店や支店が点在しているので、ランチに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。こってりとしたスープと中太ストレート麺の組み合わせは、一度食べたら病みつきになること間違いなしです。
※結構ローカルな雰囲気のお店もあるのでびっくりはしないでください。味はおいしいです!

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地球の息吹を感じる!阿蘇山の火口見学
やはり阿蘇に来たからには、火山の活動を間近で感じられる中岳の火口は見ておきたいもの。エメラルドグリーンの湯だまりと、もくもくと上がる噴煙は、まさに圧巻の一言です。
ただし、火口周辺は火山ガスの濃度によって立ち入り規制が行われることが頻繁にあります。訪れる前には、必ず「阿蘇火山火口規制情報」の公式サイトで最新の情報を確認してください。私たちが訪れた日は、集中豪雨の予報があったためか、お盆にもかかわらず懸念していた渋滞はほとんどありませんでした。天候や時期によって状況は大きく変わると思いますが、計画を立てる際の参考にしてください。
阿蘇山と言えばやっぱり自然も絡めたアクティビティー!乗馬・気球
阿蘇の雄大な草原を、馬に乗って散策する。そんな映画のような体験ができるのが「エル・パティオ牧場」です。初心者向けの引き馬コースから、経験者向けの本格的なホーストレッキングまで、レベルに合わせた様々なプログラムが用意されています。
今回はスケジュールの都合で立ち寄れませんでしたが、馬の背に揺られながら草千里の景色を眺めるのは、きっと忘れられない思い出になるはず。特に子連れファミリーには絶対におすすめしたいアクティビティです。
もっとアクティブに阿蘇の自然を体験したいなら、「阿蘇ネイチャーランド」がおすすめです。パラグライダーや熱気球、ポッカール(三輪バギー)など、空から、そして大地から、阿蘇の魅力を全身で感じられるアクティビティが揃っています。
温泉・お風呂(評価5)
アコンカグアの温泉
は、地元で古くから湯治湯(とうじゆ=病気療養のための温泉)として親しまれてきた「栃木温泉」の源泉を引いています。泉質は「硫酸塩泉」。これは、高血圧や動脈硬化の予防、また切り傷や皮膚病などに良いとされる、まさに”癒しの湯”です。
お湯は少しぬるめに設定されており、刺激が少ないため、長時間ゆっくりと浸かることができます。体の芯からじんわりと温まり、湯上り後もポカポカ感が持続します。肌触りは柔らかく、美肌効果も期待できるのだとか。実際に、滞在中は肌の調子がとても良かったです。
アコンカグアの温泉施設
内風呂大浴場:広々とした窓から光が差し込む、清潔感あふれる内風呂です。洗い場も仕切りがあり、プライベートに配慮されています。まずはここで体を温めてから、露天風呂へ向かうのがおすすめです。

露天風呂:岩造りの風情ある露天風呂。内風呂からそのまま出ることができます。夜には満点の星空を眺めながら、昼間は阿蘇の山々を背景に、開放感抜群の湯あみが楽しめます。(上の写真の外側にある温泉の色をした部分が露天風呂です。浅めです)
岩風呂:大浴場とは別に、少し離れた場所にある野趣あふれる岩風呂。より自然に近い環境で、静かに温泉を楽しみたい方にぴったりです。※今回私は大雨の中だったため入れませんでした
貸切風呂:そして、アコンカグアの温泉を象徴するのが、この貸切風呂です。滞在中1回だけ無料で入れます(2回目からは4000円)。好きな時間に入れなかったらどうしようと思ってホテルに確認したところ「12部屋しかないですが、貸切風呂は十分にありますので、お好きな時間にリクエスト頂ければほぼ入れます」とのことでしたので、プールが終わったところでお願いして、言われた通りすぐに入れました。前述の通り、ここからの眺めは筆舌に尽くしがたいものがあります。山の木々の香りと、景色と温泉の香りと源泉かけ流しの音を聞きながら、プライベートな時間を大切にしたい方には最高の設備と言えるでしょう。(中と外に全く同じお風呂があります)

設備充実度(評価5)
よく見れば見るほどこだわりが詰まった設備
アコンカグアは比較的新しいホテルということもあり、館内のどこを見ても非常に綺麗で、モダンかつ洗練されたデザインで統一されています。華美な装飾はありませんが、上質な素材と計算された照明、そして窓の外に広がる自然という”借景”が、最高のインテリアとして機能しています。
お部屋も、必要なものが機能的に配置された、非常に快適な空間でした。私が宿泊したお部屋は、大きな窓から阿蘇の緑豊かな景色を望むことができ、都会では考えられない贅沢な時間を過ごせました。
ただ、一つ一つ溶け込んでいますが、細かなこだわりがたくさん見えます

熊本県阿蘇出身のアーティスト興梠優護がライブペインティングで描いた絵


鍵はこのスタイルで持ち歩き不意
お食事に使うお皿は有田焼、福泉窯様にお料理に合わせて1枚1枚オーターメイドでお作り頂いております。 夕食では、繊細で美しい絵付けのお皿と共に、五感で楽しめるフルコースとなっております。 また、使っている食材は此処、南阿蘇で採れる四季折々の地元食材で揃えております。 朝食では、広大な阿蘇カルデラからの恩恵である湧水で育ったコシヒカリを羽釜で炊き上げてご提供致します。 陶芸デザインの巨匠 澤田 痴陶人の作品にインスピレーションを受けた特別懐石となっております。
そして、やはり特筆すべきはプールの美しさ。昼と夜で全く異なる表情を見せ、滞在中は何度も足を運んでしまいました。全12室という規模だからこそ実現できる、隅々まで手入れの行き届いた清潔感とプライベート感が、このホテルの満足度を大きく高めています

食事(評価5)
旅の評価を大きく左右する食事。正直に言うと、訪れる前は少しだけ不安がありました。
★HPの記載から受けた印象と、良い意味での裏切り
ホテルの公式サイトには、食事について「阿蘇の食材を用いてこだわりぬかれた館内食のフルコース」といった記載があります。非常に魅力的な言葉ではあるものの、写真の雰囲気などから、もしかしたらアーティスティックで癖のある料理(川魚やジビエなども有名な地域なので)だったりするのかな、と勝手に想像していました。
しかし、その予想は良い意味で、そして見事に裏切られました。
運ばれてくる料理は、どれも阿蘇の旬の食材の魅力を最大限に引き出した、創造性あふれる逸品ばかり。それでいて、奇をてらいすぎることなく、誰の口にも合うような確かな美味しさがありました。そして何より、ボリュームが満点!前菜からメインの肉料理、そして蕎麦→ご飯が両方来るとは!男性でもお腹いっぱいになること間違いなしです。
★熊本が誇るブランド和牛「赤牛(あか牛)」とは
この日のメインディッシュは、熊本を代表する食材「赤牛」のステーキでした。この赤牛、皆さんはご存知でしょうか?
一般的に「和牛」というと、サシ(霜降り)がたっぷり入った黒毛和牛をイメージする方が多いと思います。しかし、この赤牛は、その名の通り赤みがかった毛色の牛で、黒毛和牛に比べて脂肪分が少なく、赤身が多いのが特徴です。
「サシが少ないと硬くてパサパサしているのでは?」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。阿蘇の広大な草原で放牧され、のびのびと育った赤牛の肉は、適度な歯ごたえがありながらもそれと同時に非常に柔らかく、おいしくいただけます。
実は、阿蘇の美しい草原が維持されているのは、この赤牛の放牧のおかげでもあります。牛が草を食べることで、草原がきれいに保たれているのですね。そんなストーリーを知ってからいただくと、その味わいは一層感慨深いものになります。
★隠れた名産地!阿蘇の「そば」
そして、食事の終盤で提供されたおそばも絶品でした。実は、熊本、特に冷涼な気候と清らかな水に恵まれた阿蘇地域は、有数のそばの名産地なのです。南小国町には人気のそば屋が集まる「そば街道」があり、南阿蘇村の久木野地区なども美味しいそば処として知られています。
いよいよ写真です。食事と食器どちらも召し上がれ(和を選択)









朝食もちょうどいい(洋を選択)

まとめ
「THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)」は、阿蘇山という世界に誇る大自然を最高の形で体感できる、唯一無二のホテルでした。
洗練された設備、心尽くしの食事、そして何よりも素晴らしい温泉とプールと絶景。日常を離れ、心から満たされる時間を過ごしたいと願うすべての人におすすめしたい、最高の隠れ家リゾートです。
熊本・阿蘇への旅行を計画している方、落ち着いた大人の時間も大切にしたいという方は、ぜひこのホテルを選択肢に入れてみてください。きっと、あなたの旅を忘れられない特別なものにしてくれるはずです。この記事が、あなたの次の観光プランの参考になれば幸いです。
改めて、予約するのであればyahoo travelがおすすめです。
(予約はYahoo Travelのこちらのページからとりました。最近、Yahoo Travelが一番安い気がします)

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